@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00021126, author = {松尾, 譲兒}, journal = {名古屋大学人文科学研究}, month = {Mar}, note = {中国遼代の高僧・非濁(-1063)の著した仏教説話集『三宝感応要略録』は、夙に『今昔物語集』を筆頭とする日本文学に与えた多大な影響から注目されてきたが、近年は古写本の紹介と研究書の公刊が相次ぎ研究環境が至便化した。本稿は『三宝感応要略録』の研究の活性化に刺激を受けつつ、『三宝感応要略録』本文に投影された伝承背景が従来不詳であった箇所の読解を行い、そこから得られる知見をもとに大陸における仏教説話世界の照射を試みたものである。日本仏教説話の文学的方法にかかわる議論の蓄積を勘案すれば、日本仏教説話の源流である中国仏教説話においても、いわば雛形となる構造を看取しうると考えられよう。本稿は『三宝感応要略録』の本文解釈の一斑を示しつつ、同書を素材とした中国仏教説話の文学的方法の考究を目的とするものである。}, pages = {1--8}, title = {『三宝感応要略録』のテキスト読解をめぐって}, volume = {41}, year = {2012} }