@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00021128, author = {横山, 知恵}, journal = {名古屋大学人文科学研究}, month = {Mar}, note = {従来、中世社会の嫡子から嫡子へと継承される<家>の継承について、様々な視点から考察がなされてきた。軍記物語には、男性による重代の武具の相伝・伝来に関する説話が多く、家の継承を女性の立場から見たものは多くは見られない。中世に生きる女性たちは、何を<家>として意識(認識)し、自らの帰属をどこに定めたのだろうか。本稿では、『曽我物語』を例にとり、物語全体を通してみられる男女の<家>に対する意識のうち、頼朝、河津三郎、曽我兄弟をめぐる人間関係を、それぞれ順に概観しながら、男女の家に対する意識を明らかにした。特に、女性の心情描写に注目し、彼女達の<家>に対する想いを考察し、その結果見えてくる帰属意識から、さらに真名本作者の<家>に対する認識についても検討した。}, pages = {17--30}, title = {真名本『曽我物語』にみる〈家〉意識}, volume = {41}, year = {2012} }