@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00021134, author = {近藤, 将人}, journal = {名古屋大学人文科学研究}, month = {Mar}, note = {本論文は薬師寺僧形八幡三神像の成立事情について新解釈を提示するものである。薬師寺僧形八幡三神像は九世紀に遡る最初期の神像彫刻であり、日本史の教科書にも掲載されるなどその知名度は高い。しかし、本像を主たる対象として扱った研究は皆無と言ってよく、あったとしても作品紹介の域を出ないものや、論証が足りず推測の範疇に収まるものが多い。そうした現状を踏まえた上で、本論文では前述の点について、同時代の仏教彫刻との比較だけでなく、薬師寺に伝わる史料や官撰史書の記録から総合的に考察した。その結果、薬師寺僧形八幡三神像が鎮護国家機運の高まりの中で、寛平八年(八九六)に宇多天皇を主体者として造像されたという新解釈を提示するに至った。このように、薬師寺僧形八幡三神像の制作年代、造像の歴史的意義や主体者が明らかになったことによって、その彫刻史上の位置付けはより明確なものとなったと考えられよう。}, pages = {1--14}, title = {薬師寺僧形八幡三神像の成立事情について}, volume = {42}, year = {2014} }