@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00021847, author = {木村, 宏恒}, issue = {200}, journal = {GSID Discussion Paper}, month = {Feb}, note = {今日のルワンダは典型的な開発独裁国家である。ルワンダでは、1994 年に50 万人以上が殺害されたジェノサイド(大虐殺)後、政権を奪取したルワンダ愛国戦線の政府が、強力な治安秩序体制を敷くとともに、急速な再建と経済成長を実現してきた。国家存続の危機に直面して、国家予算の半分(近年は4割)を援助に頼る必要からも、汚職追放、行政能力向上、インフラ整備、教育・保健体制整備、女性の社会的地位など、国際的な要請を実によくこなし、アフリカにおける開発のモデルとも見られるようになった。しかしながらその成長を部門ごとに仔細に検討すると、それほど上手くはいっていない。その構造的な要因はどのようなものか。一方、草の根のフィールドワークを行った多くのルワンダ研究者からは、政権の抑圧的性格と社会的格差拡大に対して「深刻な懸念」が表明されてきた。本稿は、ルワンダの錯綜する現状認識に直面して、ルワンダ各分野の第1線の研究・報告を踏まえて、政治経済の全体像はどうなっているのかを探求したものである。}, pages = {1--71}, title = {ルワンダの開発と政府の役割 : 開発ガバナンスと民主的ガバナンスの相剋}, year = {2016} }