@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00023395, author = {張, 婧禕 and 玉岡, 賀津雄 and Zhang, Jingyi and Tamaoka, Katsuo}, journal = {ことばの科学}, month = {Dec}, note = {文型習得の初期段階の日本人中国語学習者は、存在を表す中国語の「在」と「有」構文についての区別ができず、誤用が頻繁にみられる。場所を表す名詞にはトコロ性をもつ名詞、モノ的な名詞と両方の性質を兼備する名詞がある(荒川,1992)。モノ的名詞に方位詞(中国語では、方位を表す名詞は「方位詞」と呼ばれる。)を付ければ、トコロ化が可能になり、空間表現として表せる。しかし、中国語の空間表現における方位詞を正しく使用するのは、日本人中国語学習者にとって難しいようである。特に、初級学習者による「在」と「有」構文の産出において、方位詞の脱落現象が特徴的である。したがって、初級日本人学習者がこれらの誤用を産出する原因を明らかにし、文型習得における適切な対応策を探るために、本稿では、第1に、中国語の「在」および「有」構文について、統語構造上の区別と中国語の方位詞の使用の有無について、両構文における本質的な違いを解明する。第2に、日中両言語上の方位詞の使い分けについて、日中両言語における空間表現に関する特性がどう異なっているかを考察し、「在」と「有」の両構文が示す意味を再分類する。}, pages = {21--38}, title = {「在」および「有」構文による空間表現の統語構造}, volume = {30}, year = {2016} }