@misc{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00024980, author = {石井, 三記}, month = {Nov}, note = {この講義では、中世以降のフランスを中心とした法の歴史を、単に法制度だけでな く、法を取り巻く社会や広い意味での法の担い手たちの動向にも留意しながら、近代法の形成されるナポレオン期までを取り扱うことにする。具体的には、イントロダクションのあと、中世ヨーロッパの神判や近世の魔女裁判について法社会史的な講義をし、時代のコンテクストの中で考えることの重要性を理解してもらうようにする。つぎに、アンシャン・レジームの法制度について概観し、いわゆる啓蒙時代の刑法改革の動きを18世紀後半の冤罪事件と刑法改革思想、そして当時の法学者たちの反応について説明して、フランス革命期の近代刑法典の成立までを跡付け、最後に、革命をはさんで法制度や法曹や法学教育がどのように変化するのかを考察し、近代法の歴史的な意味を検討する。講義に際しては,具体的な事件や図像など示し、また一次文献に実際に接してもらうことによって、生き生きとした法の歴史を描き出すようにしたい。こうして、法を歴史的に奥行きのある視点で考察することが、今日の法制度の正確な理解と評価につながり、ひいては、批判的な検討も可能になるだろう。}, title = {西洋法制史}, year = {2017} }