@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00027838, author = {永澤, 済}, journal = {名古屋大学日本語・日本文化論集}, month = {Mar}, note = {上級日本語(文章表現)クラスにおける作文教育の実践例を示し、相互の高め合いが生まれる土壌、および留学生への作文教育が何をめざすべきかについて考察する。本クラスは、大学の社会科学系学部に属する2年生向けの通年必修授業である。前期に準備的教育、後期に本格的な執筆活動を位置づけている。執筆活動では、学生の関心や特性に配慮して課題を設定。ドキュメンタリーの要旨説明、本や映画の紹介、エッセイ、他の授業で書いたレポートの改稿といった課題において、相互の高め合いが作文を向上させた。留学生への作文教育は、非母語の不利を克服すべく「正しい日本語」を目指すという方向性もあろうが、本授業ではそのような方針はとらない。執筆活動を自己表現と位置づけ、自己の内外をより深く見つめる機会とすることに主眼をおく。そこでの教師の役割は、書く内容を育み、書きたい内容を引き出す支援をすることであろう。相互の高め合いも、そうした支援を基盤に生まれるものと考えられる。}, pages = {57--89}, title = {留学生への作文教育(2) : クラスにおける相互の高め合い}, volume = {26}, year = {2019} }