@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00028792, author = {楊, 艶萍 and 玉岡, 賀津雄 and 張, 婧禕 and YANG, Yanping and TAMAOKA, Katsuo and ZHANG, Jingyi}, journal = {ことばの科学}, month = {Dec}, note = {中国人日本語学習者の文法能力が,作文の語彙特性にどう影響するかを検討した。日本語学習者26名の作文の語彙特性を数量化した。同じ学習者に,形態素変化,局所依存,構造の複雑性の3つの下位尺度を持つ文法テストを実施した。文法テストの下位尺度で、作文の語彙特性を予測する重回帰分析を行った。構造の複雑性の理解が,動詞,副詞,助動詞,普通名詞,助詞の頻度を有意に予測した。また,局所依存の理解が,形容詞の頻度を有意に予測した。形態素変化の理解は,作文の品詞の頻度を予測しなかった。複雑な文を理解する能力を持つ日本語学習者は,動詞,助動詞および副詞など述部を構成する品詞群と普通名詞と助詞など主語と目的語を構成する品詞群を頻繁に使って作文を書き,語と語の組み合わせである局所依存の理解がよくできる日本語学習者は修飾的機能の形容詞を頻繁に使って作文を書く傾向がみられた。さらに,26名の日本語学習者の作文の動詞,助動詞,副詞,普通名詞,形容詞,助詞の頻度を使ってクラスタ分析をした。その結果3つのクラスタが得られ,文法能力の向上と共に品詞の使用が「普通名詞,助詞」から「普通名詞,助詞,動詞,助動詞」と拡張していく傾向がみられた。}, pages = {147--165}, title = {中国人日本語学習者の文法能力は作文の語彙特性にどう影響するか}, volume = {33}, year = {2019} }