@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00031839, author = {川村, 祐斗}, journal = {Nagoya Linguistics, 名古屋言語研究}, month = {Mar}, note = {本稿では接続表現サヨウナラ(バ)の“別れの挨拶語”化の過程を記述した。従来“別れの挨拶語”が明確に定義されず、サヨウナラ(バ)の歴史的把握は不十分であった。本稿では、“別れの挨拶語”を「ある構成要素から成っていた表現が元の意味機能を希薄化させ、別れの場面において固定的に多用される過程でその表現自体が一語化し、「別れ」の意味を表すようになったもの」とし、これに該当する20世紀初期の例を“別れの挨拶語”サヨウナラの確例とした。さらに、(1)「発話の直後にその場を離れる行動(離行行動)を伴うこと」、(2)「後件が明示されないこと(後件不明示)」という条件に基づき、20世紀初期頃までの用例を観察した。それぞれの条件の該当例は概ね近世では少なく、近代になると増加する。また、各条件の使用率は上方関西よりも江戸東京で高いことが多い。このように具体的指標を定め、東西差にも着目することで、サヨウナラ(バ)の“別れの挨拶語”化の過程を精緻化した。}, pages = {1--14}, title = {接続表現サヨウナラ(バ)の“別れの挨拶語”化}, volume = {15}, year = {2021} }