@phdthesis{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00005022, author = {杉田, 護 and Sugita, Mamoru}, month = {Mar}, note = {タバコ葉緑体 DNA は160.000塩基対 (bp) の環状分子で、およそ26.000 bp の逆位反復配列(IR 配列)と大・小の単一配列(SC 配列)からなる。IR 配列の末端領域を含むDNA 断片をクローン化し、その塩基配列を決定して、大・小の SC 配列に接する IR 配列の両末端を正確に同定した。小 SC 配列に接する IR 配列の末端領域には1605 bp (535コドン)のタンパク遺伝子 (ORF535) ともう一方の末端領域には1047 bp (349コドン)の ORF349 を見出した。この2つの ORF はアミノ末端から332番目までのアミノ酸配列が共通である。大 SC 配列に接する IR 配列の末端から5 bp 離れて tRNA His 遺伝子が存在すること、およびもう一方の末端から4bp 離れてリボソームタンパク CS 19遺伝子が存在することを明らかにした。tRNA His 遺伝子の塩基配列は大腸菌のそれと64%の相同性を示した。また、 CS 19遺伝子の塩基配列から導き出されるアミノ酸配列は大腸菌リボソームタンパク S 19のそれと55%の相同性を示した。さらに、tRNA His 遺伝子から456 bp 離れて葉緑体チラコイド膜タンパク P 32遺伝子を見い出した。ORF 535、ORF 349、 CS19および P32遺伝子のコード領域の上流にはいずれも葉緑体16S tRNA の3’末端配列と相補的な配列、さらに大腸菌 "Pribnow box" および“-35領域“に似た配列が存在しており、葉緑体遺伝子の発現調節部位が原核生物型の特徴を備えていることを明らかにした。IR 配列の末端領域の構造および存在する遺伝子の位置を基礎にして、葉緑体 DNA の IR 配列の生成と意義に関して考察した。, 名古屋大学博士学位論文 学位の種類:理学博士 (論文) 学位授与年月日:昭和59年3月26日}, school = {名古屋大学, Nagoya University}, title = {タバコ葉緑体DNA逆位反復配列の末端領域の構造に関する研究}, year = {1984} }