@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00007009, author = {TAKADA, Kikuo and 高田, 喜久夫 and KIKATA, Yoji and 木方, 洋二}, journal = {名古屋大学農学部演習林報告}, month = {Dec}, note = {熱帯材には脆心材といわれる脆くて弱い材質を示す部分を樹心にもつ樹種がある。脆心材の存在は古くから知られており、製材の段階で除かれる等して通常の木材利用の場で問題となることは少なかった。しかし最近では切削技術の進歩に伴い、脆心材部分までが合板、単板として利用されるようになって来ている。この動向は製品歩止まりの向上を目ざす動きとあいまって一般化したが、一方で脆心材部のもつ低強度による障害も現われてきている。脆心材の定義はかなりあいまいであって、文字通り脆い破壊を示す部分ということしかないようである。脆心材に関係すると思われる樹心部の材質変化は比重、種々の強度的性質、平均ミセル傾角、圧縮破壊線の存在、化学成分等に現われるが、一般には材の横断面における毛羽立ちにより判別されている。脆心材の生因についても生長応力によるものとされているが腐朽現象との関係もみられる等やはり明確なものとなっていない。まず丸太横断・鋸断面における毛羽立ち部分を求め、ついで圧縮破壊線の出現を丸太円周を24分割した柾目面で観察した。さらに小試験片におけるスプリンターテストにより脆い曲げ破壊面を認めた部分を脆心材とした。19種のスラウェシー産材での測定の結果、14種に脆心材が認められた。又樹幹内における比重分布との対応において考察した結果、樹心部においても低比重を示さない材においては脆心材は認められなかった。, 農林水産研究情報センターで作成したPDFファイルを使用している。}, pages = {51--53}, title = {1.3 Brittle-heart (1. Anatomy of Sulawesi Woods)}, volume = {8}, year = {1984} }