@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00007445, author = {KIMATA, Motokazu and 木俣, 元一}, journal = {名古屋大学文学部研究論集. 哲学}, month = {Mar}, note = {サン=ドニ市立美術館及び、パリ、クリュニー美術館に展示され、あるいはエクーアンにある同美術館の倉庫に保管されている、サン=ドニ大修道院西正面扉口に由来すると考えられる小円柱の断片についてはこれまでのところ充分な調査・研究がなされていない。本稿は、これらの断片の来歴を明らかにするとともにその考古学的及び美術史的研究のための資料を呈示することを目的としている。これらの小円柱は、19世紀前半におそらくは内陣高廊の祭壇の支柱として再利用されるためにかなり手を加えられてはいるが、1140年頃に制作されたと考えられている当初の装飾を、部分的にではあっても、とどめており、繰り返し破壊と修復を被る以前のこの扉口の彫刻装飾に就いて知る上で重要な参考となる。とりわけ、シャルトル大聖堂に見られる同様の小円柱における装飾モチーフとの近似は、初期ゴシック彫刻の誕生と伝播にとって重要な役割を果たしたこれら二つのモニュメントの密接な関係を示唆しており、興味深い。}, pages = {107--124}, title = {Les fragments de colonnettes sculptées de Saint-Denis}, volume = {34}, year = {1988} }