@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00008307, author = {後藤, 倬男 and GOTO, Takuo}, journal = {名古屋大学文学部研究論集. 哲学}, month = {Mar}, note = {本報告では、まず描画図形によって分割錯視図形を呈示し、線分数、線分の長さ、照明の明るさ等を変化させて、それらが錯視量に及ぼす影響を調べた。また、タキストコープによって光点図形として分割錯視図形を呈示し、点の数の変化及びそれらの配置の効果について、実験方法をこれまでの調整法から極限法に変えて測定してみた。さらに、分割錯視配置から三角形配置への移行を3光点を用いて行ない、それが2点間の距離の知覚にどのような影響を与えるかを検討した。結果は以下のごとくである。(1)線分の長さ、照明の明るさ等を変化させても、線分数の変化に伴う錯視量の変化の傾向に大きな違いは見られず、9本線分附近で錯視量の極大値を持つ山型の変化を示した。(2)両端2点間の距離がこれまでの半分にされたことにより、最大の錯視量を持つ点の数が減少した。しかし、描画図形と光図形との違いや実験方法の違いによる影響はほとんど認められなかった。(3)4光点図形を不均等分割に配置していくにつれて、両端2点間の距離の過大視量が一定の割合で減少した。(4)3光点から成る分割錯視図形の分割点を垂直上方向に移動するにつれて、図形は三角形として見られるようになり、それに従って両端2点間の距離の過大視量が減少し、正三角形配置では、過大視はほとんど消失した。}, pages = {39--48}, title = {分割錯視に関する実験的研究(II)―図形の大きさ及び配置を変化させた場合―}, volume = {17}, year = {1970} }