@phdthesis{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00009636, author = {小里, 泰章}, month = {Feb}, note = {本研究は,前節までに示した目的や背景をもとに,円柱状ノズルから放射状に流出する噴流について,円柱状ノズルと同心円状の環状ノズルから流出する環状噴流(制御流れ)が衝突することにより偏向する流れの特性と,円柱状ノズルと平行にオフセット状態にして置かれた側壁平板の存在により,わん曲し側壁面へ再付着する噴流の特性および流れの構造を実験的に明らかにしようとするものである.第2章と第3章は,側壁平板がない状態において,放射状噴流に制御流れを衝突させた偏向噴流に関するものである.第2章では,噴流偏向角を規定する要因である衝突条件を変化させて,熱線プローブを用いた平均速度,乱れ強さの各方向成分およびレイノルズ応力成分の測定から,流れの偏向による平均特性および乱れの統計量の変化を明らかにした.第3章では,流れの偏向による乱流構造の変化を解析するために,偏向のない放射状自由噴流と制御流れを衝突させた偏向噴流について,主流方向変動速度の確率密度,パワースペクトルおよび空間2点の相互相関を測定し,その変化を明らかにした. 第4章と第5章は,側壁平板が存在する場合の付着噴流に関するものである.第4章では,主噴流に制御流れを付加したことによる再付着位置の変化と平均流特性,さらに,再循環流領域内の圧力とわん曲する噴流の曲率半径および再付着位置との関係を明らかにした.第5章では,噴流が再付着する壁面近傍の流れを可視化観察および熱線プローブを用いた変動速度場の測定から,オフセット距離(ステップ高さ)が壁面流れに及ぼす影響を定常・非定常場について明らかにし,さらに,空間内における速度の相互相関および条件抽出法を適用した集合平均速度の測定により,噴流の時間的・空間的な構造変化の特徴を明らかにした.最後に,第6章では,第2章から第5章までに得られた結果を総括し,放射状噴流の偏向と側壁面への再付着の特性について結論した., 名古屋大学博士学位論文 学位の種類:博士(工学) (論文) 学位授与年月日:平成14年2月28日}, school = {名古屋大学, Nagoya University}, title = {放射状噴流の偏向と側壁面への再付着に関する研究}, year = {2002} }