{"created":"2021-03-01T06:16:27.059909+00:00","id":9669,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"1fc603f7-4791-44a2-a226-ad0e6527206e"},"_deposit":{"id":"9669","owners":[],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"9669"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00009669","sets":["320:606:607"]},"author_link":["29306"],"item_12_biblio_info_6":{"attribute_name":"書誌情報","attribute_value_mlt":[{"bibliographicIssueDates":{"bibliographicIssueDate":"1992-03-25","bibliographicIssueDateType":"Issued"}}]},"item_12_date_granted_64":{"attribute_name":"学位授与年月日","attribute_value_mlt":[{"subitem_dategranted":"1992-03-25"}]},"item_12_degree_grantor_62":{"attribute_name":"学位授与機関","attribute_value_mlt":[{"subitem_degreegrantor":[{"subitem_degreegrantor_language":"ja","subitem_degreegrantor_name":"名古屋大学"},{"subitem_degreegrantor_language":"en","subitem_degreegrantor_name":"Nagoya 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初期表面の粗さレベルによって平滑化に必要なしごき率が異なり,Rmax1.0μm程度では,しごき率約30%で工具面と同程度の製品表面が得られ,平滑化の限界に達した.4)上述した諸現象は,すべり線場理論で充分理解できるものであった.一方,しごき面では,相対すべりが大きいため焼付き防止の潤滑油を適用しなければならず,力学的影響因子と絡んで,潤滑油の挙動が平滑面形成にとって最重要な点となり,特に油の流出現象に着目すると以下のことが認められた.a)表面層に塑性ひずみを生じてから油は流出する.b)圧痕に油がトラップされる場合,圧痕は周囲の表面層材料と同一に伸ばされる.C)油の流出量は油が高粘度ほど,ひずみが大きいほど多い.d)油の流出方向は摩擦せん断応力方向である.これらの観察結果に基づいて,しごき面の接触状態モデルを提案し,潤滑機構・平滑化機構を明らかにした.それによると,平滑面を形成するために最適なしごき率と潤滑油粘度が存在すること,平均摩擦応力の最小値が現れる加工条件で最も平滑な表面が形成されることが予測される.このような潤滑機構の妥当性を検証するために,摩擦挙動を定量的に評価できる装置を開発した.摩擦係数と製品表面粗さに及ぼすしごき率,油の粘度などの影響を調べた結果,上述したモデルによる予測傾向と比較したところ,両者には非常に良い一致が得られた.また,初期粗さRmax=2.0μm程度では,しごき率約45%,P4潤滑で工具面と同程度の製品表面が得られた.以上の結果より,得られた平滑面の限界はしごき表・裏面の両者とも工具面と同程度であり,実用化に際しては両者にはそれぞれ長短があり,実際の要求に応じて選ぶ必要がある.本研究で提案した潤滑・平滑化機構は,塑性加工法の全般に適用でき,今後塑性加工法による精密加工を考える上で指針になるものと思われる.","subitem_description_language":"ja","subitem_description_type":"Abstract"}]},"item_12_description_5":{"attribute_name":"内容記述","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"名古屋大学博士学位論文 学位の種類:工学博士 (課程) 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