WEKO3
アイテム
キリシタン文献における四つがなの表記方法 : 「天草版平家物語難語句解」の拗音ヂャを中心として
https://doi.org/10.18999/nagl.5.29
https://doi.org/10.18999/nagl.5.299c9d22af-9ca9-45e9-94a0-2e969ae858ee
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
---|---|---|
![]() |
|
Item type | itemtype_ver1(1) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
公開日 | 2022-01-27 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | キリシタン文献における四つがなの表記方法 : 「天草版平家物語難語句解」の拗音ヂャを中心として | |||||||
言語 | ja | |||||||
著者 |
千葉, 軒士
× 千葉, 軒士
|
|||||||
アクセス権 | ||||||||
アクセス権 | open access | |||||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_abf2 | |||||||
内容記述 | ||||||||
内容記述 | マノエル・バレト筆「天草版平家物語難語句解」(以下「難語句解」)は、底本が定かであり、また書写部分と彼自身による記述部分を併せ持つ、版本と写本の中間に位置するものである。この「難語句解」と、同じバレトの手による「バレト写本」における四つがなの表記の間には、ヂに関して違いが見られる。これは、jjiが[iji]と誤読されることを避けるために、一度はjjiに落ち着いた規範的な表記が、「難語句解」成立時までにgiに改められ、その規範的な表記の移行に伴いバレト自身の書記法もjjiからgiへと変化したからだと思われる。またヂの絡む拗音であるヂャについて、キリシタン文献諸本ではgiaと記されているにも関わらず、バレトは「バレト写本」「難語句解」において一貫してjjaと表記している。ヂの表記がjjiだったことを考えるに、おそらく「バレト写本」成立時にはヂャをjjaと記すのが規範的な表記だったと思われるが、その後ヂがjjiからgiへ移行したのに伴い、jjaもgiaと変化したと考えられる。バレトは、ヂに関してはその変化を受容したにも関わらず、ヂャに関しては規範的な表記の移行を取り入れていない。これは、「難語句解」が移行の受容・実践の過渡期に、かつ音声を介在させて成立したものであるからだと思われる。 | |||||||
言語 | ja | |||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||
出版者 | ||||||||
言語 | ja | |||||||
出版者 | 名古屋言語研究会 | |||||||
出版者 | ||||||||
言語 | en | |||||||
出版者 | Nagoya Linguistic Society | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプresource | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||
タイプ | departmental bulletin paper | |||||||
出版タイプ | ||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||||
ID登録 | ||||||||
ID登録 | 10.18999/nagl.5.29 | |||||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||||
収録物識別子 | ||||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||||
収録物識別子 | 1881-8072 | |||||||
書誌情報 |
en : Nagoya Linguistics ja : 名古屋言語研究 巻 5, p. 29-38, 発行日 2011-03-31 |